新進気鋭!?Meta社の新SNS Threads(スレッズ)を知ろう
テキストでつながるSNSアプリ Threads(スレッズ)の登場!
概要
- 米国時間7月5日夜(日本時間7月6日朝)に世界100カ国以上で提供を開始したメタ社の Instagram チームが開発したテキスト共有アプリ
- 1つひとつの話題が糸(=Thread)のように繋がることと、ユーザー1人ひとりのコミュニケ―ションが連携していくことからこの名前になった
- Instagramの責任者であるマダム・モッセーリ氏のスレッズで、「Threadsロゴは、ユーザー名、個人、声を表す @ 記号からインスピレーションを得ている」と発表。書体は、Instagram独自の「Instagram Sans」が用いられている
- ローンチから5日足らずで1億人を超えたと発表があったが、アメリカの市場調査会社の推計によると、日別利用者数は2週連続で減少し、1300万人に落ち込んだとのこと(平均利用時間も19分→4分に減少
利用者減を受けて、メタ社のザッカーバーグCEOは「成長よりも安定化に重点を置いている」と発信していたよ
Threads(スレッズ)、使い勝手はどうなの?
主な仕様 (Twitter(X)と比較できる個所はTwitterの仕様も掲載しています)※2023年7月時点
投稿できる文字数 / 写真数 / 動画の尺 | 最大 500文字 / 最大10枚 / 最大5分 ★ Twitter(X)は全角文字で最大140字(Twitter Blue ユーザーの場合は最大4,000文字) / 最大 4枚 / 最大2分20秒(Twitter Blue ユーザーの場合は最大120分) |
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タイムライン | ユーザーにとって最も関連性が高いと思われるものが自動的に表示 ※この仕様、日々ちょこちょこと変わってる気がします ★ Twitter(X)の場合、「おすすめ」タブにはユーザーの興味・関心の高いキーワードやハッシュタグのデータをもと関連性の高いツイートを表示し、「フォロー中」タブにはフォローしているユーザーのツイートを時系列で表示 |
ハッシュタグ機能 | 現時点では無し ※今後追加されると思われます ★ Twitter(X)ではマーケティングやブランディングのためにハッシュがしばしば活用されている |
使用環境 | モバイルアプリ(iOS、Android)、利用可能。PCでも閲覧はできるが返信や検索は今のところアプリのみ。 |
アカウント登録方法 | Instagramアカウントを所持しているユーザーであれば、ボタン一つですぐにアカウント登録が可能。 (現時点では、InstagramのアカウントとThreadsのアカウント同士が紐づいているため、どちらかのアカウントを削除すると片方のアカウントも削除されるので要注意) |
再投稿 | 拡散したい投稿をチョイスして、自分の言葉は添えずに拡散する機能 ★ Twitter(X)でいう「リツイート機能」のようなもの |
引用投稿 | 拡散したい投稿をチョイスして、自分の言葉を添えて拡散する機能 ★ Twitter(X)でいう「引用リツイート機能」のようなもの |
ダイレクトメッセージ(DM) | 現時点では無し ※今後追加されると思われます |
検索機能 | アカウント名での検索のみで、キーワード検索は今のところ不可 ※今後追加されると思われます |
アダム・モッセーリ氏もご自身のスレッズで、「検索、ハッシュタグ、フィードのフォロー、グラフの同期、フェデバースのサポート、メッセージングなど、現時点では実装していない機能を今後順次、実装していきます。」と発信していたので、今後のアップデートに期待だよ
Threads(スレッズ)、どんなSNSに成長する?
Meta社の展望
Meta社のFacebook公式アカウントが、Threadsについて以下の内容を投稿。
大事なところピックアップ
“クリエイターでも、気軽に投稿したい人でも、リアルタイムの近況や他の利用者との会話を楽しめる新しい場を提供します。”
(中略)
”今後、オープンで相互運用可能なソーシャルネットワークがインターネットの未来を形作ると考えており、Threadsも近いうちに互換性を持つようになる予定です”
SNSを利用するユーザーの目的は、暇つぶし、情報収集、人とのコミュニケーションなど、SNSの種類によってさまざま。どこに焦点を当てたSNSになるかによってビジネス活用の有無が決まりそうだよ
Threads(スレッズ)、現時点でのビジネス活用はアリ?ナシ?
Threadsは、20代をメインに幅広く利用されているTwitter(X)※の移行先になると言われている。もしそうなるのであれば、ThreadsもTwitter(X)と同様の年代に利用されるSNSになることが予想される。
もしこの年代に訴求したい商品やサービスがある企業であればビジネスでの活用はアリ。
また、Meta社には、Facebook・Instagramがあることを考えると、今後これらのSNSと連携を強めた機能や仕様が実装されれば、単にTwitter(X)へ成り代わるSNSではなく、Twitter(X)+@のSNSに進化する可能性が高い。
※令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
今すぐ始めるメリットは…?
- 先行優位性
- 企業アカウントが少なく競合も少ないので、フォロワーを前もって集められる可能性があるかも…!
- ターゲットユーザーとの接点アップ
- 企業の一チャネルとして活用することで、リーチさせる面が広がり、ユーザーとの接点が増えたり、スレッズから他媒体への流入が見込める可能性あり
- 運用コストがあまりかからない
- Twitter(X)同様、テキストのみの投稿やリポストが可能なため、InstagramやTikTokのように凝ったクリエイティブを作成する手間(工数)をかけずに運用ができる
ただ、現時点でのThreadsには、Twitter(X)の主要機能とも言える”トレンド”や、キーワード・ハッシュタグでの検索機能、広告配信機能※が実装されておらず、まだまだこれからといった印象。
※SNSのマネタイズで欠かせないパーソナライズ広告は早々に実装されることが予想されます。また、Twitter(X)では失敗気味な、有料化による機能(有料ユーザーには広告を表示しない、フォローしたユーザーのフィードのみの表示 等)も、恐らく実装されると思います。
アカウントの取得は早い者勝ち!…と考えると、なりすまし防止の観点からも企業アカウントは作っておいて損はなさそうだよ
百聞は一見に如かず。まずは一ユーザーとして、使ってみるのが一番だね!今ならトップランナーになれるチャンスかも~!
すぐ作れます!Threads(スレッズ)アカウント
作成手順 (2023年7月時点)
1. Instagramのアカウントを登録
Threadsのアカウント登録にはInstagramのアカウントが必須になります。Instagramアカウントを持っていない方は、Instagramのサイトにアクセスしてアカウントを登録してください。
※Instagramアカウントをお持ちの方はこの操作は不要です。
注意
Threadsのアカウントを削除すると、連携したInstagramのアカウントも同時に削除されます!(2023年7月時点)もし「後で消すかもしれないけれど、勉強がてらThreads入れてみようかな」という方は、InstagramでThreads検証用のアカウントを新たに登録して、そのアカウントをThreadsと連携させてください。
2. Threads(スレッズ)のアプリをダウンロードする
iPhoneは、App Store、Androidは Google Playストア から “Threads ,an Instagram app” をダウンロードします。(現時点ではPCでの利用ができないので、スマートフォンアプリからのダウンロードとなります)
3. Threads(スレッズ)のアプリを起動し、連携するInstagramアカウントを選択する
Instagramにログインをした状態で、同じ端末にThreadsアプリをインストールすると、連携するInstagramのアカウントが自動で表示されます。
4. 初期設定を行う
名前・自己紹介・リンク・アイコン画像を設定し、プライバシー設定、「Threadsのしくみ※ 」を一読したらThreadsの使用が開始されます。名前・自己紹介・リンク・アイコン画像は 【Instagramからインポート】 をタップすれば、自動でInstagramの情報が入力されます。
※規約系の文章は流し読みしがちですが、しっかり読んでください!
早速Threads(スレッズ)アカウントを登録&活用中の企業
- UNIQLO
- Panasonic
- The North Face
- Spotify
- エレコム株式会社
- Maxell
- ブルーシールアイスクリーム
- Netflix Japan
- Mori Art Museum 森美術館
UNIQLOは媒体の特性を利用した投稿が上手いよね
UNIQLOのように、全SNS(Facebook・Twitter(X)・Instagram・YouTube・LINE・Threads・TikTok)を上手く活用するのは中々ハードルが高いよ...
一方その頃、Twitter(X)は...?
Twitter(X)のあれこれ ※2023年7月時点
- イーロン・マスク氏が買収した米ツイッターは、イーロン・マスク氏の持株会社である「X Holdings Corp.」 の子会社の「Xコーポレーション」と合併しており、すでに法人格は消滅している
- 「X Holdings Corp.」の公式ウェブサイトは存在しない
- イーロン・マスク氏は、Twitter(X)を、決済や交流アプリなど様々な用途に使える「スーパー(万能)アプリ」にすると述べ、社名の変更は単なる法律上の手続きだけではなく、「それ以上の意味がある。私の目標はX、すなわちあらゆる機能を備えたアプリをつくりあげることで、その目標に向けて取り組んでいる」と述べている
(日本経済新聞)
(イーロン・マスク氏 公式Twitter(X)) - Twitter(X)のブランドガイドラインは青い鳥のままで、新ロゴのガイドラインはない。そもそも、現在公開されている「X」ロゴも暫定デザインといわれていたが果たして...
- 「Meta社のThreads(スレッズ)が知的財産権を侵害している」として、米Twitter(X)がMeta社に対抗姿勢を示した
- みんな青い鳥が恋しい!?Chromeの拡張機能などを活用して、Xロゴから青い鳥ロゴ戻すユーザーが続々...※
- イーロン・マスク氏より、Twitter(X)から青色がなくなり、Xのコーポレートカラーである黒色に刷新すると発表あり
※利用する方は自己責任でおねがいします